徒然なるままに in Niagara Falls

自然豊かなナイアガラでの生活を綴ります

毎日、憂鬱ですね。

毎日、コロナのニュースで、うんざりしますね。皆さん、同じ状況ですから、我慢しないといけないことは、わかっていますけど。いい大人がこんな愚痴を言ってる場合じゃないですよね。小さなお子さんのいるお宅は、本当に大変だと思います。カナダは、おじいちゃんおばあちゃんと同居している家族は、あまり多くありません。シニアホームやシニアのためのマンションなどに住んでいます。そして、コロナはシニアホームで、アウトブレイクして多くの犠牲者を出しています。なので、多くのシニアホームでは、現在外からの訪問者の訪問を禁じているところがほとんどです。

お隣ケベック州は、一時期オンタリオ州と同じか少し多いくらいの大量の感染者を出していました。ところが先週から、ロックダウンに加えて、夜8時から朝5時までの外出を禁じる法律が出ています。もし、特別な許可がなくその時間帯に外出すると罰金が課せられることになりました。その罰金が、$1000〜$6000(日本円で約8万円〜48万円)。なかなかの金額ですよね。これがやっぱり効果があり、感染者数が横ばいから減少になってきているのです。これくらいの罰金を課さないとみんな言うことを聞かないんですよね。

今日のニュースでも、ある家族が違う州で年老いた親の面倒を2ヶ月みて、モントリオールの自宅に戻ったが、夜10時過ぎて到着したため、警察に止められて3000ドル(約24万円)の罰金チケットを切られたそうで。それに対して、あまりにも罰金が高額過ぎる、と異議申し立てをその家族がしたそうです。ルールだから仕方ないと思うのですが、実はカナダって違反者が裁判所に違反金に対して不満を申し立てると減刑され罰金が減額されることが、実際に多いんです。それじゃ、何のための法律やルールなの?と思うんですけど。駐車違反や交通違反でも、違反チケットを持って裁判所で交渉すると意外に減額されるんですよ。友人もそれで駐車違反が半額になったと言っていました。そして、今回のこの3000ドルの違反なのですが、またかと思ったのが、ケベック州はフランス語圏なんですね。ただモントリオールは、ほぼ英語フランス語、両方が話される大都市です。この違反した家族は、フランス語が得意ではなく英語が母語でした。ところが彼らに違反チケットを切った警察官は、フランス語がメインで英語が得意ではなかったそうなんです。ケベック州では、フランス語ができないと差別的なことを受ける事件が、とても多いのです。今回は差別ではありませんが、もしこの家族がフランス語をネイティブで話せていたら、罰金はなかったか、もう少し低かったと思います。ケベック州は、ちょっと特別な州なんです。また機会があれば、自分の体験に基づいて書きたいです。でも、基本警察官や公務員は、英仏語できるバイリンガルしか、就職できないはずなんですけどね。この家族が、どんな理由にしろルール違反をしたことは間違いないので、払うべきだとは思いますが。

オンタリオ州も、ケベック州に続いてこのルールを罰金付きで取り入れるか、検討中とのことでしたが、見送られました。

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暖冬ですが、今日は雪でした。