徒然なるままに in Niagara Falls

自然豊かなナイアガラでの生活を綴ります

冬の気配が…。

今週いっぱいで、北米のサマータイムが終了します。夏の間、太陽が出ている時間が長いので、通常の時間よりも1時間、時計の針を進めるシステムです。それを元の時間に戻すので、11/1日曜日の午前2時に時間が戻るので、もう一度午前2時が繰り返されます。なので、ニュースでは土曜日のうちに、眠る時に時計の針を1時間戻してくださいと放送されます。

この1時間の差が、意外に曲者です。1時間くらいと思われる方もいらっしゃると思いますが、やはりちょっと軽い時差ボケのような感じを受けます。とくに犬猫は、サマータイムの定義などわかりませんので、いつもよりも1時間遅くなる朝食に我慢できません。カナダでも、全ての州が取り入れているわけではなく、オンタリオ州の西側にある、サスカチュワン州サマータイムがなく、一年中同じ時間です。

もう西側では雪が降っていますし、オンタリオ州の北部でも、雪が降り始めています。これから、どんどん寒くなっていきます〜。

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冷たい雨が降ってます。

そこで、登場するのが、薪ストーブ。基本、カナダの家はセントラルヒーティング。真冬は、マイナス20度まで下がることがあるので、暖房がなければ、凍死しかねません。最近は、地球温暖化の影響で雪も減り暖冬の冬もありますが、やはり北国なので油断できない寒さです。相方が、ファームで育ったので、薪ストーブを家に設置したがり、わたしは初めて火の暖かさを知りました。暖炉がある家も多いのですが、暖炉と薪ストーブは別物です。

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暖炉は壁に設置されてますが、薪ストーブは壁から離れて設置されます。

これが、驚くほど部屋を暖めてくれます。わたしは、東京都下の古い家屋で育ちましたが、冬の家の中が寒くて本当に冬が嫌いでした。カナダは、冬の厳しい寒さが前提なので、北海道と同じで家丸ごと、とても暖かく保たれます。カナダのセントラルヒーティングは、ファーネスと呼ばれ、温風が定期的に出て一定の温度が保たれます。それはそれで暖かいのですが、風が出るため、なんとなく設定した温度よりも低く感じます。薪ストーブは、熱が発生して部屋を暖めてくれる感じで、4年ほど前に設置してから冬の間、部屋がとても快適になりました。ちなみに、10月半ばくらいから寒くなり始め、3月いっぱいくらいは寒いです。日本人には、4月、5月でも寒く感じるくらい。カナダに来た年、GWに雪が降りました…。わたしには1年の約半分は、寒い感じです。

ただ、薪ってあっという間に燃えてしまうものなんですね〜。薪に費用をかけたくない相方は、近所や友人などが家の木を伐り倒した時に、チェンソーを持って駆け付け、無料で分けてもらっています。それをストーブにくべる大きさにするわけですが。当初は、オノで割ったものの、しんどいので木を割る機械を買いました。夏の間、長い冬のために薪の準備をしています。最初の年、大量に積み上げていたので、2年くらい保つか、と思いきやひと冬ギリギリでした。

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今年も、夏の間にがんばりました。

今年は、厳しい寒さだと予報が出ているので、薪ストーブで乗り切りたいです。